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排卵検査薬の陽性反応

排卵検査薬が陽性になったらどうなるの?

「検査薬に陽性反応が!」と早速、性交に取り組むのは時期尚早。少し待ってください。その前に知っておくべきことがいくつかありますので、しっかりと予習をしておくようにしましょう。

そもそも排卵検査薬は、LHサージが開始されてから尿を通して体の外に排出された「黄体形成ホルモン(LH)」の数値を調べるために用いるものです。通常時の値は20〜50mIU/mlを下回っており、検査薬では、この数値が通常時を上回ると陽性反応があらわれます。ちなみに、このLHは、排卵以外のときにも数値が上昇する場合があります。日本産婦人科学会では、より正確に数値を検知するためには朝夕2回の検査が望ましいと発表しています。

しかし「陽性反応=排卵日」というわけではないので気をつけてください。この陽性反応はあくまでLHホルモンの上昇値(LHサージ)を検出するものであって、排卵しているかどうかを見るためのものではありません。

LHホルモンは14時間かけて数値が上昇し、ピーク状態が14時間続きます。そしてさらに、約20時間かけて通常時に戻っていくのです。つまり、排卵検査薬の陽性反応とは「ホルモンが上昇しました!これから排卵がきます」という合図のことだと覚えておきましょう。

排卵検査薬の陽性反応が出た後の性交タイミングは?

排卵検査薬で陽性反応が出て1〜2日の間に排卵が起こります。そして、もっとも妊娠がしやすいタイミングは、排卵日の3日前から数えて約3日間となっていますので、日数を計算して継続した性行為を行なえば、妊娠の確率はグンと上昇します。

妊娠のプロセスを改めて説明すると、女性の体は排卵によって卵子が放出されます。その排出された卵子と精子がであることによって受精卵となり、無事に子宮内膜に着床することで妊娠となるわけです。しかし、卵子は劣化しやすくせっかく精子が入っても必ず受精するわけではありません。つまり、排卵される前に精子が女性の体内に入って、排卵を終えるというのがもっともベストなタイミングだとされているのです。

排卵検査薬とは、そのタイミングを手軽に検知することができるアイテムというわけです。検査薬は24〜36時間前に排卵を知ることができるので、そのタイミングに合わせて性交渉を行なえばよいのです。しかし、妊娠に至るまでのプロセスは夫婦間で行なうもの。当然、女性ばかりが必死に排卵日を計算しても、男性の協力がなくては意味がありません。

そこで重要なのはこうした知識を男性側も仕入れておくこと。女性ばかりが苦労する妊活をしないためにも、ぜひ、パートナーにも妊娠にかんする情報を積極的に知ってもらうようにしましょう。

排卵検査薬が陽性にならなかったら?

どうしても排卵検査薬で陽性反応が出ない、もしくは反応が薄いという経験をした方もいるのではないでしょうか?なかには「自分は妊娠できないのではないか?」というネガティブな考え方に陥ってしまう人もいます。しかし、検査薬で陽性反応が出ない場合、いくつかの原因が考えられるので、まずその原因から調べるようにしましょう。

まず考えられる第一の原因が「使い方が間違っている」ということ。検査薬はメーカーによって使用方法が異なっている場合があるので、まず説明書とは違った使い方をしていないかを確認しましょう。また、保管状態によっても正しい結果を得られない場合があるので、よくチェックしておくことが肝心です。次に「無排卵月経」の可能性についても視野に入れてみましょう。人によっては月経が起こっているのに排卵をしていない、ということも十分あり得ます。基礎体温をチェックしておき、特に体温が変動していないときには、無排卵月経が起こっていることが考えられます。ために、起こる程度であれば特に身体的な問題はありません。もし、何か月も続くようであれば、病院に相談しておきましょう。

LHサージが短いために陽性反応が出ていない可能性もあります。これはストレスがかかったり、ホルモンバランスが乱れてしまった場合、LHサージの期間が短くなってしまうことがまれにあります。安静にして検査回数を1日2回にして、様子をみることで陽性反応が出る場合があるので、試してみましょう。

その他にも、さまざまな原因が考えられます。陽性反応が出ないからといって落ち込まず、まずは原因を1つ1つ解明していき、どうしても原因が分からない場合には産婦人科の医師に相談するようにしてみてください。