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無排卵月経の場合、排卵検査薬はどうなる?

無排卵月経ってどんな状態?

無排卵月経とは、簡単に言うと生理が来ているのに排卵が起こっていない状態のことを言います。

妊娠を希望するなら、絶対に放置しないほうがいい無排卵月経。ここでは、無排卵月経の症状や特徴、検査方法や治療法などを紹介します。

無排卵月経の症状と特徴

無排卵月経とは、月経と同じような出血があるのに、排卵が伴っていない状態をいい、「無排卵周期症」とも呼ばれる病態です。無排卵月経はホルモンバランスの乱れから起こるということも多く、更年期や出産後の女性に多いという傾向があります。また、普段からストレスを抱えている人や、無理なダイエットをしている人、睡眠不足の人や質のいい睡眠をとっていない人、生活リズムが整っていない人など、生活習慣に何らかの問題を抱えている人も無排卵月経になりやすいといわれています。

現在では、「何らかの月経異常を抱えている」という人が、日本人女性の約4割を占めるといわれています。また、そのうちの半数が、無排卵月経になっているといいます。無排卵月経は重篤な症状が出ない病態のため、気付いていない人を含めるとしたら、さらに多くの人が無排卵月経を抱えているということになります。

無排卵月経が起こっている時の生理は、正常なものとは異なり、次のような特徴がみられることがあります。

無排卵月経が起こっている時の生理の特徴

無排卵月経が起こっている時の生理の特徴は、月経が来るリズムがおかしかったり、月経の期間の長さや量などがおかしかったりと、生理不順や過少・過多月経にあたる症状が出ることです。ただし、このような症状のうち一つくらいは、女性なら誰しも経験したことがあるというほどよくある症状なため、あまり深刻にとらえられないことも多いです。

通常の生理が起こるシステムと、無排卵月経との違い

通常の生理を簡単に言うと、「妊娠に備えて準備していた体がリセットされた」という状態です。女性の体は、赤ちゃんが子宮に着床するために血液でベッドを作りますが、妊娠が成立しない場合その血液のベッドをいったん外へ排出します。それが生理です。それを毎月定期的に繰り返すことが、正しい月経リズムです。

もう少し、月経について詳しく説明します。まず、卵巣の中にある卵胞から、エストロゲンという、「卵胞ホルモン」と呼ばれるものが分泌されます。そのエストロゲンの働きにより、子宮内膜が分厚くなっていきます。これが"血液のベッド"です。

エストロゲンの量がピークになると、下垂体という脳の司令室から「黄体化ホルモン」が分泌されます。黄体化ホルモンは、成熟した卵胞を刺激する働きがあり、この刺激により卵胞から卵子が排出されます。この現象が「排卵」です。

排卵を終えた卵胞は、エストロゲンの分泌量を減らして黄体に変化し、プロゲステロンという「黄体ホルモン」を分泌します。プロゲステロンには、卵子の着床を待つため子宮内膜をさらに分厚くさせたり、基礎体温を上げたりする働きがあります。

受精卵が着床せずに妊娠が成立しなかった場合、黄体は小さくなってプロゲステロンの量が減ります。プロゲステロンが減ると基礎体温が下がり、妊娠に備えていた子宮内膜がはがれおちます。この現象が「生理」です。妊娠に備えた準備は生理でいったんリセットされ、それを繰り返します。これが、正常に排卵が起こっている時の生理のリズムです。

しかし無排卵月経の場合、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量バランスが変化するきっかけである、「排卵」が起こりません。排卵が起こらない場合、卵子は排出されないため、卵胞が黄体に変化することもありません。そのため、子宮内膜のリセットである本来の生理が起こらなくなります。

ただし、エストロゲンが分泌されることによって分厚くなった子宮内膜は、ずっとその状態を維持することができずに、はがれおちてしまうことがあります。これは正式には生理ではないのですが、生理様の出血はあります。これが「無排卵月経」です。また、子宮内膜がはがれおちない場合は、「無月経」といわれる状態になります。

無排卵月経は日常生活に支障がある?

無排卵月経は、生理不順や過多月経・過少月経などの月経量異常などを除けば、日常生活に支障をきたすような症状もなく、また重篤な症状も起こりません。ホルモンバランスが一時的に乱れた時や、思春期、更年期などによく起こる症状でもあり、とくに治療を必要としないこともあります。しかし、妊娠を希望している場合においては、無排卵月経に対して早めの対処が必要になってきます。

無排卵月経と妊娠について

妊娠を希望している場合、無排卵月経でも妊娠できるのかどうかや、無排卵月経が妊娠にどのような影響があるのかが気になりますよね。ここでは、無排卵月経と妊娠について説明します。

無排卵月経は基礎体温表からわかる?

日頃から基礎体温表をつけている場合は、自分の排卵が正常に起こっているのかどうかがわかりやすくなります。排卵が正常に起こっている「排卵性周期」の場合、基礎体温表は「低温期」と「高温期」に分かれた"二相性"と呼ばれる状態になります。低温期は排卵とともに終わり、高温期に切り替わり、排卵後の12~16日後くらいに月経がはじまります。

ところが、月経様の出血があっても排卵がない無排卵月経になっている場合、基礎体温が通常とは異なった状態になります。正常時は低温期と高温期にわかれる二相性になりますが、無排卵月経の場合は排卵がないため高温期に入りません。そのため、基礎体温表上に変化は現れず、「低温期のまま次の生理が来た」という状態になります。

本来は二相性になるグラフが、無排卵の場合とてもわかりやすく一相性になります。それまでは無自覚でも、妊娠を希望するにあたって基礎体温計測をし始め、二相性にならないことで無排卵月経を自覚する女性も多いです。

無排卵月経でも排卵検査薬は陽性が出る?

では、排卵検査薬では陽性が出ているのに、基礎体温が低温期と高温期に分かれない…という場合には、どのようなことが考えられるのでしょうか。「無排卵月経でも排卵検査薬が陽性になるのかどうか」という疑問が出てきますが、この答えは「YES」になります。

排卵検査薬がどのようにして排卵を予測しているのかは、「黄体形成ホルモン」というホルモンに関係があります。排卵検査薬は、排卵の直前に分泌量が激増する「黄体形成ホルモン」の数値を調べる検査薬です。黄体形成ホルモンは「LH」と呼ばれていて、LHが排卵前に急上昇する現象をLHサージといいます。このあたりのことは、排卵検査薬を使ったことがある人なら知っている人が多いかもしれません。

排卵検査薬が検査しているのはこのLHで、LHの分泌が増えることにより排卵検査薬が陽性反応を示します。しかしLHはホルモンのひとつであるため、体調などによって分泌がとても乱れやすいのです。そのため、排卵が起こっていない状態であっても、排卵検査薬が陽性になることは十分にあり得ます。

自分が正常に排卵しているかをセルフで知りたい場合は、排卵検査薬だけではなく併せて基礎体温表を判断基準にすることがおすすめです。排卵検査薬が陽性になっていても基礎体温表が二相性になっていない、低温期のまま変化しない、などの状態になっている場合は無排卵であることを疑ってみましょう。

無排卵月経でも妊娠できるの?

無排卵月経は、その名前の通り「排卵がおこなわれていない」状態で起こる、正常ではない月経周期です。妊娠するためには排卵された卵子に精子が受精し、それが子宮内に着床する必要があります。そもそもの排卵が起こっていないのであれば、いくら性行為を持っても妊娠することはありません。そのため、妊娠を希望する人にとって無排卵月経は一刻も早く治療が必要な症状といえます。

無排卵月経になる原因や治療法は?

無排卵月経という状態になっている場合、排卵が起こっていない原因を探らなければなりません。排卵を起こさせるためには、まず卵胞を十分に成熟させる必要があります。その卵胞を成熟させるのが、「卵胞刺激ホルモン」です。

卵胞が成熟することによってエストロゲンの分泌量がピークに達すると、下垂体から「黄体化ホルモン」が分泌されて、排卵が起こります。このようなホルモンの交代が正常に行われないことが、無排卵の原因とされています。ホルモンの交代が行われず排卵が起こらない原因としては、次のような例が挙げられます。

排卵が起こらない原因

ストレス

排卵を起こすための要素である「卵胞刺激ホルモン」「黄体化ホルモン」は、脳の下垂体から分泌されるホルモンです。睡眠不足や環境の変化などのストレスは脳に影響し、ホルモン分泌などに支障をきたすことがあります。ストレスはホルモンバランスを崩しやすくする要因として、大きな割合を占めています。

卵巣機能の低下

排卵を起こすためには、エストロゲンとプロゲステロンの分泌をおこなう卵巣の働きが重要になります。何らかの原因により卵巣の働きが弱く、エストロゲンやプロゲステロンの分泌量が十分ではない場合、排卵が起こらなくなります。脳から命令が出ているのに卵巣が反応せず、卵胞が大きくならないという症状も起こります。卵巣機能の低下は加齢が原因にもなりますが、20~30代の若い世代でも起こることがあります。

過度なダイエット

ダイエットをするために激しい運動や過度な食事制限をおこなうことで、体が排卵をストップさせることがあります。この場合、排卵だけではなく月経が止まることもあります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

多嚢胞性卵巣症候群は、卵巣内に未熟な卵胞がたくさんできてしまう病気です。多嚢胞性という文字通り、卵巣に嚢胞(液状成分が入っている袋状のもの)がたくさんできてしまっている状態で、卵巣が成熟しにくくなってしまいます。また、卵巣の表面が固くなってしまい、排卵ができないという症状もあります。多嚢胞性卵巣症候群では他に、生理不順が起こったり、体毛が濃くなったりする症状が現れます。

黄体機能不全

高温期が短い場合や、ホルモン検査においてプロゲステロン(黄体ホルモン)の濃度が低い場合などは、黄体機能不全と診断されることがあります。排卵が正常に行われていないため、黄体が誘導されないという状態です。黄体機能不全は着床障害の要因にもなりえます。

高プロラクチン血症

脳下垂体から分泌される、プロラクチン(乳汁を分泌させるホルモン)の数値が高くなることにより、乳汁の分泌や排卵障害などが起こってしまう状態です。脳下垂体に腫瘍ができることによって起こることもあります。

黄体化非破裂卵胞(LUF)

黄体化非破裂卵胞とは、排卵期のホルモンが分泌されることにより、基礎体温があがっているのに卵胞が放出されず、排卵がおこなわれないまま残ってしまいそのまま黄体化してしまう症状です。この症状は毎月起こるとは限らず、エコー検査で排卵の様子を毎月確認する必要があります。

無排卵月経の検査方法は?

妊娠を希望しているのになかなか妊娠しない、基礎体温表が低温期のまま変化しない、月経の様子がおかしいなどで無排卵が疑われる人には、まず無排卵症になっているのかどうかの検査が行われます。

排卵が行われているかどうかは、問診、内診、経腟エコー検査、基礎体温表の評価、ホルモン検査などを経時的に観察し、総合的に判断されます。

とくに、経腟エコー検査で卵胞の発育があるか、育った卵胞が消失(排卵)するか、また黄体期に血中プロゲステロンの値が上昇しているかなどがチェックされます。必要に応じて、高プロラクチン血症や甲状腺機能障害など、無排卵の原因になりうる疾患の検査をおこなうこともあります。

無排卵月経の治療法は?

無排卵月経の治療法には、ピルやホルモン剤などの薬物療法、排卵誘発剤などの使用が挙げられます。また、妊娠を希望しているかどうかで治療方針が変わることもあります。

妊娠を希望している場合

排卵誘発剤を飲んだり注射したりすることによって、排卵を促します。無排卵月経は、無月経の場合と比べ、内服薬などの効き目がゆるやかな排卵誘発剤で排卵が起こせることが多いです。ただし、排卵誘発剤の副作用で、多胎妊娠(双子以上の妊娠)や、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)が起こることがあります。OHSSとは、卵巣がホルモン治療などによって過剰に刺激を受けたときにおこる状態で、卵巣が腫れるなどの症状が起こります。

妊娠を希望していない場合

無排卵月経は、卵巣機能が未熟である思春期や、卵巣機能が低下していく更年期には、よくみられる症状です。妊娠・出産が可能である20代から40代前半で無排卵月経になり、妊娠の希望がない場合は、経過観察するというケースも多いです。ただし、月経不順や月経異常で日常生活に支障をきたす場合は、ホルモン治療やピルでの治療がおこなわれることもあります。

漢方薬による治療

生薬を使用している漢方薬が、無排卵月経の治療に使われることがあります。最近では漢方専門の外来がある病院も増えており、専門医師が症状や体質に合わせて漢方薬を処方してくれます。

生活習慣の改善

ホルモンの働きが重要な「排卵」には、ホルモンバランスを整えることが大切になってきます。何かホルモンのバランスを崩してしまうような、良くない生活習慣がないかどうかなどをチェックし、改善していくことが重要です。また、ストレスや睡眠不足、無理なダイエット、体の冷えなど、女性の病気につながりやすい生活習慣がないかどうかも、しっかりチェックしておくようにしましょう。

私ってもしかして無排卵月経?セルフチェックしてみよう

自分は無排卵月経かどうか気になる方は、下記の項目に当てはまるものがないかどうかをセルフチェックしてみましょう。

1.生理時の出血量が多くなった 2.生理痛を感じなくなった 3.少量の出血がだらだら何日も続くようになった 4.常に量が多くて粘り気のあるおりものが続いている 5.低温期が続いているのに、月経様の出血がある

あてはまるものがあれば、無排卵月経になっているかもしれません。気になる症状がある場合は、早めに婦人科医院やレディースクリニックなどを受信しましょう。

また、無排卵月経はPMS(生理前症候群)とも大きなかかわりがあります。PMSは生理前になるとあらわれる症状で、排卵から生理までの間に分泌される黄体ホルモンが原因だとされています。そのため、排卵が起こらない無排卵月経では、PMSの症状が起こりません。これまでPMSに悩まされていた人が、急に症状が出なくなったという場合においても、無排卵月経が疑われます。PMSは、次のような症状が代表的です。

  1. 体や顔のむくみ
  2. 乳房の張り、痛み
  3. 頭痛
  4. 腰痛
  5. 下腹部痛
  6. 下痢
  7. 便秘
  8. 肌荒れ
  9. 気分の落ち込みやいら立ちなどの情緒不安定

PMSの症状のなかには、ほかの原因による体調不良であるものと見分けがつかないこともあります。そのため、普段から体調のリズムを把握しておき、自分の不快症状がPMSなのかどうか掴んでおくと、無排卵月経かどうかを判断しやすくなります。

無排卵月経は早めの治療が大切

無排卵月経は、月経様の出血がある分、排卵について意識していなければなかなか気付きにくい症状です。妊娠を希望している場合、月経の有無だけで排卵があるかどうかを判断するのではなく、基礎体温表などでのセルフチェックも大切になってきます。また、自分が排卵しているかどうかきちんと調べたい場合は、婦人科などで検査してもらうことが一番確実です。

もし無排卵月経だと診断された場合は、妊娠の希望の有無にかかわらず、できるだけ早めの治療をすることが推奨されます。排卵がない状態では妊娠することはありませんので、妊娠を希望しているならもちろん、何らかの治療をおこなって排卵を促す必要があります。また、妊娠を希望していないとしても、排卵が起こらないという状態は正常ではありません。何かほかの疾患が隠れている可能性もありますので、できるだけ早く原因を究明し、治療することが大切です。

妊娠希望の場合、通常の健康体である女性であったとしても、排卵のチャンスは1年に12回しかありません。"排卵がないから妊娠できない"という期間を短くして、妊娠のチャンスを上げるためにも、できるだけ早期の治療をおこないましょう。